北九州八幡東病院について

回復期リハ病棟

西6階病棟(60床)

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの病気で急性期の治療を終えてもなお、医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さまに対して多くの専門職種がチームを組み、集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。 入院後、患者さまに対し、各担当スタッフが、起きる、立つなどの基本動作から、服を着替える、ご飯を食べる、トイレへ行く、お風呂に入る、歩くといった日常生活動作、調理・洗濯・買い物等の家事動作や趣味活動、自動車運転再開にいたるまで、退院後の生活を送る上で必要な練習を365日体制で実施し、支援しています。 また、ご自宅に退院される患者さまにおきましては、退院後の生活を円滑に送るため、退院前にご自宅に伺わせて頂き、自宅内での動作確認や環境確認を実施し、ご家族さまやケアマネジャーと一緒に必要な改修(手すりの設置等)や福祉用具、サービス利用についての話し合いも行っています。



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【入浴練習】
回復期病棟には介助浴のできる広い浴室とは別に個浴ができる浴室があります。より自宅の浴室環境に近い状況で入浴練習を行う事が出来ます。浴槽を跨ぐ、浴槽に座る、体を洗う、脱衣室から浴室への移動など、一連の動作の練習を行います。





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【運動麻痺に対する練習】
脳出血や脳梗塞により手足に運動麻痺が生じた患者さまに対して、動かしにくくなった手足の機能を回復させるための練習も実施しています。写真のように、電気刺激を用いた練習なども含め、様々な方法で練習を実施しています。
※電気刺激を用いた練習には実施要件があり、全ての方が実施出来るわけではありません。









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【屋外歩行】
リハビリは病院内だけでなく屋外に出て行う事もあります。退院後に散歩や買物、病院への受診等で外出されることなどを見据えて、歩行練習や必要な動作練習を行います。屋外の凹凸や坂道、段差等の練習を実際に行うことで、動作能力を高めていきます。





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【運転訓練】
脳卒中発症後は、てんかん発作(意識を失う、手足のけいれんや脱力)、視覚障害(視界がぼやける、視野が狭くなる、左右半分が見えなくなる)、運動麻痺(手足が動かしにくい)、感覚障害(手足の感覚が鈍くなる)、高次脳障害(注意・記憶・遂行機能障害)など、自動車運転に影響を及ぼす身体機能・高次脳機能障害が出現することがあります。
脳卒中後の患者さまで、自動車運転再開を希望される方の身体機能評価・高次脳機能評価・簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)を実施しております。また、近隣の自動車学校へ協力をいただき、実車評価も行っています。
※当院での自動車運転再開の取り組みにおきましては、福岡県医療安全運転連絡協議会が推奨する神経心理学的検査、実車評価結果をもとに、医療の立場より診察・診断・助言をさせて頂くものであり、自動車運転再開を保証するものではありません。また、神経心理学的検査や簡易自動車運転シミュレーター(SiDS)の検査結果によっては自動車運転再開が難しい場合もございます。



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北九州八幡東病院/北九州八幡東病院介護医療院
〒805-0071 福岡県北九州市八幡東区東田一丁目4番3号