北九州八幡東病院について
医療療養病棟
西3階病棟(60床)、西4階病棟(60床)、西5階病棟(40床)
医療療養病棟は、慢性期(病状が安定している時期)の患者様を対象に、医師をはじめとした、看護師、看護補助者、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、栄養士、生活相談員などの多職種がチームとなって関わり、中長期的な療養を必要とする患者様へ医療処置(中心静脈栄養、持続点滴、酸素療法、気管切開ケア、喀痰吸引、血糖測定やインスリン療法など)や看護、リハビリを提供する病棟です。
多職種のスタッフが協働で患者様とご家族に寄り添ったケアが提供できるように心がけ、「その人らしい在り方と場所」を考え続けています。
入院されている患者さまは、厚生労働省の定めた規定に従い医療区分1~3に分類されます。
医療療養病床は、主に医療区分2~3の医療必要度の高い患者さまを担当することが期待されており、当院でも、このような患者さまの割合が80%以上を占めています。下記の表の医療区分2・3に該当されない患者さまが医療区分1となります。
医療区分2 |
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・尿路感染症に対する治療を実施している状態 (14日間*) ・疾病等によりリハビリテーションが必要な状態 (傷病等の発症後30日以内) ・脱水に対する治療を実施している状態、かつ、発熱を伴う状態 (7日間*) ・消化管等の体内からの出血が反復継続している状態 (7日間) ・頻回の嘔吐に対する治療を実施している状態、かつ、発熱を伴う状態 (3日間) ・せん妄に対する治療を実施している状態 (7日間*) ・経鼻胃管や胃瘻等の経腸栄養が行われており、かつ、発熱又は嘔吐を伴う状態(7日間*) ・頻回の血糖検査を実施している状態(1日3回以上) (3日間) ・「筋ジストロフィー症」、「多発性硬化症」、「筋萎縮性側索硬化症」 ・パーキンソン病関連疾患・「進行性核上性麻痺」「大脳皮質基底核変性症」「パーキンソン病(ホーエンヤールの重症度分類ステージ3以上であって生活機能障害度Ⅱ度又はⅢ度のものに限る)」 ・その他の難病(上記を除く)別紙 ・脊髄損傷(頸椎損傷を原因とする麻痺が四肢すべてに認められる場合に限る) ・慢性閉塞性肺疾患(ヒュージョーンズの分類がⅤ度の状態に該当する場合に限る) ・人工腎臓、持続緩徐式血液濾過、腹膜灌流又は血漿交換療法を実施している状態 ・悪性腫瘍(医療用麻薬等の薬剤投与による疼痛コントロールが必要な場合に限る) ・肺炎に対する治療を実施している状態 ・褥瘡に対する治療を実施している状態(皮膚層の部分的喪失が認められる場合又は褥瘡が2ヶ所以上に認められる場合) ・末梢循環障害による下肢末端の開放創に対する治療を実施している状態 ・うつ病に対する治療を実施している状態 ・他者に対する暴行が毎日認められる状態 ・1日8回以上の喀痰吸引を実施している状態 ・気管切開又は気管内挿管が行われている状態(発熱を伴う場合を除く) ・創傷(手術創や感染創を含む)、皮膚潰瘍又は下腿若しくは足部の蜂巣炎、膿等の感染症に対する治療を実施している状態 ・酸素療法を実施している状態(密度の高い治療を要する状態を除く。) |
医療区分3 |
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・24時間持続して点滴を実施(初日を含み連続した7日間*) ・スモン ・医師及び看護師により、常時、監視及び管理を実施している状態 ・中心静脈栄養を実施している状態 ・人工呼吸器を使用している状態 ・ドレーン法又は胸腔若しくは腹腔の洗浄を実施している状態 ・気管切開又は気管挿管が行われており、かつ、発熱を伴う状態 ・酸素療法を実施している状態(密度の高い治療を要する状態に限る。) ・感染症の治療の必要性から隔離室での管理を実施している状態 |