北九州若杉病院について
栄養管理科
栄養管理科の紹介
当院は、療養型病院として地域医療を支えられるように日々努めています。
その中で栄養管理は治療の一環として重要であるという認識の基、充実させて参りました。
栄養管理科基本方針
- 患者さまの病状に応じた適切な食事を提供し治癒回復に努めます
- 食事の質の向上と患者サービスの改善を目指します
- チーム医療に取り組み、食事は治療の一環として提供できるように努めます
NST(栄養サポートチーム)
入院患者ひとり一人の栄養評価を行い、医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、その他コメディカルと協力し栄養状態の改善に取り組んでいます。
≪NST回診とカンファレンス≫ 第2、第3木曜日 14:00~
褥瘡回診
褥瘡(床ずれ)を有する患者に対し、創(キズ)の大きさ、深さ、浸出液の有無など医師、看護師に同行し経過観察を行っています。創の状態と栄養状態を照らし合わせ、今後の栄養療法(栄養量や必要な栄養素など)をどう行っていくかをNSTと連携を取り考えています。
経口摂取への支援
・摂食・嚥下(飲み込み)機能の維持と向上に向けて、機能に応じて食形態を「一口大」「ケア食」 「ペースト食」「嚥下食」と分けて提供しています。
・食欲が低下した時には、主食と副食の量を減らし(ハーフ食)補助食品などで必要な栄養量を摂取 していただけるよう工夫しています。
・季節に応じて行事食の提供を行い、楽しみな食事を心がけています。
▲行楽弁当(形食) | ▲行楽弁当(ケア食) |
▲行楽弁当(ペースト食) | ▲クリスマス(形食) |
介護医療院での栄養ケア・マネジメント
2019年9月より開設した介護医療院では、経口による栄養摂取を継続できるよう、各職種が意見を出し合い入所者の皆様の支えになれるよう取り組んでいます
経腸栄養
・経腸栄養管理において絶食期間の短縮を図り、栄養量と栄養材の選択を行い医師への情報提供を 行っています。
・経腸栄養管理でのトラブル(下痢・嘔吐・発熱など)への対応として半固形状栄養材や消化態栄養 材への使用、注入速度や水分補給量などを提案しています。
栄養指導
・個別栄養指導(外来・入院)を医師の指示の基、管理栄養士が行っています。
生活習慣と食生活の見直しと改善にお役立てください。
衛生管理
・衛生管理マニュアルに沿った調理体制により、安全で安心な食事提供を実践して います。
・外部業者による微生物検査および、調理環境のチェックにより問題点の抽出を行い、改善に取り組 んでいます。
・厨房は、オール電化厨房で温度25度以下の環境です
適温配膳
・当院では、調理した食事をおいしくいただいていただくために、温冷配膳車を 使用しています。
温かい食事は温かく、サラダや酢の物など冷たい食事は冷たい状態で病棟まで届けています。