北九州若杉病院について

リハビリテーション科

当院リハビリテーション科についてご紹介いたします!

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リハビリテーション施設基準

医療保険

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)

介護保険

  • 理学療法(Ⅰ)
  • 専従職員2名以上配置加算
  • 作業療法
  • 摂食機能療法
  • 短期集中リハビリテーション加算
  • 認知症短期集中リハビリテーション加算

以上の施設基準の承認を受けています。
(2022年6月現在)

当院リハビリテーション科の特徴

・当科では日常生活活動(ADL)・生活の質(QOL)の向上を目指し、リハビリ室に限定せず、実際に患者さまが生活している病棟や屋外などでも診療を行っています。また、自宅退院予定のある患者さまには「退院前訪問指導」として家屋調査を行うなど、在宅復帰へ向けて積極的に取り組んでいます。
・看護部門との連携強化を図り、病棟スタッフとともに寝たきり予防や経口摂取など、個々の患者さまに見合ったADL・QOLの維持・向上に力を入れています。

当院リハビリテーション科の基本方針

  • 患者・家族から信頼され満足して頂けるリハビリテ-ションを提供する。
  • スタッフ全員で力を合わせ、働き甲斐のある職場を築いて行く。

では、職種別にご紹介いたします!

 当リハビリテーション科はリハビリテーション専任医師(非常勤)、理学療法士(PT)、 作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、リハ助手のスタッフで構成されています。

理学療法部門
  • 理学療法士:14名
  • スタッフ一人あたりの担当患者数:約21名(対象患者数約270名)

 理学療法では、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、また廃用症候群(寝たきりなどにより関節が固くなったり、体力が低下したりする状態)などが原因で日常生活に困難を生じている患者さまに対し、基本的動作(立つ、歩く、座るなどの日常生活活動を行う上で基礎となる動き)に関する治療や練習を行っています。

理学療法(PT:Physical Therapy)とは

 病気・ケガ・寝たきりなどによって身体が不自由となった人々または不自由が予測される人々に対し、身体の機能回復や維持を図る医療の一分野です。特に基本的動作(立つ、歩く、座るなど)の向上を目標とします。その治療手段として運動療法や物理療法があります。
 また、疾病や障害が完治しない場合でも、患者様の残された能力を最大限に活かし、社会復帰できるよう日常生活活動の練習といった教育・指導も含みます。

★運動療法とは・・・
 身体の機能に何らかの障害や低下がある人に対して、 運動を行う事で回復または維持・予防することを目的とします。
★物理療法とは・・・
 光、熱、電気、水などの物理的エネルギーを利用し、 痛みを和らげたり、循環を改善させたりするために行います。

◾️理学療法室
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◾️当院で主に使用される機器について
温熱療法 患部を温め、慢性的な痛みを和らげます。腰痛や肩こりなど慢性痛に対し行います。ホットパック、マイクロウェーブ、パラフィン浴などがあります。
水治療法 温水に浸かり、体または体の一部を温め、血行を改善する治療法です。渦流浴があります。
電気療法 痛みを和らげます。干渉低周波、SSPなどがあります。
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 当院では肩や腰に慢性痛をお持ちの方が多く、ホットパックやマイクロウェーブ、低周波、過流浴などを主に行っています。


作業療法部門
  • 作業療法士:8名
  • スタッフ一人一日あたりの担当患者数:約22名(対象患者数約130名)

 作業療法では、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、また廃用症候群(寝たきりなどにより関節が固くなったり、体力が低下したりする状態)などが原因で日常生活に困難を生じている患者様に対して、日常生活活動(トイレをする、着替えるなどの実際に日常生活の中で行う動き)に関する治療や練習を行っています。

作業療法(OT:Occupational Therapy)とは

 作業療法とは、理学療法と同様、身体の機能回復や維持を図る医療の一分野です。特に日常生活活動(トイレをする、着替えるなど)の向上を目標とします。そのため、治療や練習を行う場所はリハビリ室の他、病室や病棟のトイレ、浴室など全ての生活空間が対象となります。
 更には、ご自分で生活し易いように退院前にご自宅に訪問し、住宅改修や福祉用具選定のアドバイスを行うだけでなく、必要に応じて介護指導を行います。
 また、自助具(日常生活をより快適に送るために、特別に工夫された道具)の作製・選定を行い可能な限り自分自身で容易に行えるよう援助します。

◾️作業療法室
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言語聴覚療法部門
  • 言語聴覚士:3名
  • スタッフ一人あたりの担当患者数:約21名(対象患者数約40名)

 言語聴覚療法では、脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、廃用症候群(寝たきりなどにより、体力が低下する状態)などが原因で日常生活に困難を生じている患者様に対して、コミュニケーションをとることや食べることに関する治療や練習を行っています。

言語聴覚療法(ST:Speech-Language-Hearing Therapy)とは

 言語聴覚療法とは、コミュニケーションや摂食・嚥下に問題がある方に機能回復や維持を図る医療の一分野です。
 失語症や構音障害などにより言葉が上手く話せない方、嚥下障害などにより食べられない方対して評価や訓練を行うと共に、必要に応じて助言や支援を行います。
 専門的サービスを提供することで、自分らしい生活を構築できるように支援していきます。

◾️言語療法室
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リハビリ助手

リハビリ助手は、療法士の診療の補助やリハビリ受付、リハビリ病状説明のご連絡などを行っています。

リハビリ診察・リハビリカンファレンス

 当院では対象患者さまに対して、リハビリテーション開始時および適宜必要に応じてリハビリ診察を行っています。また、リハビリテーション専任医師による診察後、担当スタッフ等が参加してカンファレンスを行い、リハビリテーションの治療方針などを検討します。

リハビリテーション専任医師について

 リハビリ診察を通して、患者さまにどのようなリハビリテーションが必要かを検討し、目標・計画を立てます。
 患者さまや家族に対して、リハビリテーション内容について説明を行い、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にリハビリテーションの処方を出します。

        阿部 優介 日本リハビリテーション医学会専門医

研鑽活動

 当院では、患者さまにより良いリハビリテーションを提供できるよう、スタッフの質の向上を目的とした研鑽活動を行っています。その一環として、さまざまな資格取得を推奨しています。

当院リハビリテーションスタッフが取得している主な資格
  • 認定理学療法士(脳血管、運動器、介護予防)
  • 呼吸療法認定士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 福岡糖尿病療養指導士
  • 一次救命処置(BLS)
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 健康運動指導士           など
糖尿病教育入院の運動指導を行っています!

 当院では糖尿病の教育入院を実施しています。
 糖尿病についての知識や教育経験を有した医師・看護師・薬剤師・検査技師・理学療法士等が連携し、食事療法、薬物療法、運動療法について患者さまの症状やライフスタイルに応じた指導をしています。
 リハビリテーション科では、医師の指示を受け「糖尿病の運動療法」について資料を用いて説明し、ストレッチ運動や筋出力増強運動、自転車エルゴメーターやトレッドミルを使用した運動メニューを作成し実施しています。
 糖尿病の運動について、興味のある方やお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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当院リハビリテーション科は2階(東館)にあります。
ご不明な点がありましたら、ご遠慮なくお尋ねください。

※掲載しております写真は、それぞれご本人のご了解をいただいております。

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