北九州安部山公園病院について
回復期リハビリテーション
365日リハビリテーションを開始!さらに集中的なリハビリテーションを提供していきます。
スタッフ一同、笑顔のあるケアで患者様ご本人、ご家族とともに1日も早い回復を目指していきます。
回復期リハビリテーション病棟とは
脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等により、日常生活動作が困難になった患者様に対して、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医療ソーシャルワーカー等が共同で、集中的・連続的にリハビリテーションを提供する病棟です。患者様の在宅復帰を目標に、患者様の生活がより早く自立するよう、病棟等において歩行や日常生活動作の自立等を目的としたプログラムを行います。また、退院前には住宅改修や在宅サービス利用のアドバイスを行い、安心して在宅へ復帰できるように努めます。
回復期リハビリテーション病棟を利用できる方
- 脳血管疾患・脊髄損傷・頭部外傷等の、発症又は手術後の状態
(算定日から起算して150日以内、重症は180日以内) - 大腿骨・骨盤・股関節又は膝関節の骨折の、発症又は手術後の状態
(算定日から起算して90日以内) - 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により、廃用症候群を有しており、手術又は発症後の状態
(算定日から起算して90日以内) - 大腿骨・骨盤・脊椎・股関節又は膝関節の神経・筋又は靭帯損傷後の状態
(算定日から起算して60日以内)
病棟紹介
- 回復期リハビリテーション病棟
- 病床数 104床
《脳卒中患者さんの在宅復帰を応援いたします》
院長 原田 英二
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北九州安部山公園病院は、『脳梗塞』や『脳出血』などの急性期治療を終えた脳卒中患者さんに早期の在宅復帰ができるように、患者さんの病態に応じた連携パスを運用して【回復期リハビリテーション病棟】で集中的なリハビリを実施し、在宅医療や維持期リハビリへスムーズな移行を図っております。かかりつけ医・急性期チーム・回復期チーム・維持期チームのシームレスケア(継ぎ目のない医療)、患者さんが安心して在宅・社会復帰ができるようにご家族も含めてスタッフが一丸となって早期の日常生活の向上を目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 |
回復期病棟 看護師長 |
回復期リハビリテーション病棟は2021年4月に104床となります。 私たち病棟スタッフは、患者さんの退院後の生活にむけた日常生活行動(着替え、食事、トイレ、入浴など)の支援を、チーム全体で取り組んでいます。病棟での日常生活がリハビリになるように、安心・安全な看護・介護を提供できるように入院から退院まで担当看護師がきめ細やかな対応をさせていただきます。快適な療養環境、サービスを提供することを心がけ、当院の回復期リハビリテーション病棟でリハビリをしてよかったと思っていただけるように、病棟スタッフ一同努力してまいります。 |
北九州安部山公園病院の取り組み
朝の病棟ミーティング
夜間帯の患者様について報告が行われ、当日のリハビリ時間、入退院の状況や入浴動作等の確認が行われます。また、現在の日常生活動作及びその介助量の報告を行い、病棟との意見交換が行われます。
リハビリテーション回診
リハビリ専門医による回診が定期的に行われます。担当セラピスト(PT・OT・ST)、看護職、MSWが参加し、患者様の現在のリハビリ進行状況、病棟での様子、家庭内状況等の意見を交わしあい、今後の方針を統一させ、医療連携を図ります。
ケースカンファレンス
患者様、ご家族様をはじめ、スタッフチームと共に、同一の目標へ向けたカンファレンスを行い、積極的なリハビリテーションを提供できるよう努め機能向上や在宅復帰を目指します。
リハビリテーション回診 ケースカンファレンス
病棟訓練の様子
患者様の日常生活に沿ったリハビリテーションを主に病棟にて提供させて頂いております。退院後の生活を想定したプログラムを実施し安心して退院できるようスタッフ一同取り組んでおります。
・屋外歩行訓練の様子
病院内に留まらず在宅復帰後も踏まえ、様々な環境下でも行えるよう実施しています。
屋外庭園を利用し階段や砂利道など屋外での応用歩行練習を実施しています。
また、当院をすぐ出ると坂道と階段があり患者様のニーズに沿って坂道や階段の登り降り練習ができる環境となっております。
・整容(整髪)動作訓練の様子
整容動作には顔の手入れ、整髪、口腔衛生、爪の手入れ、手足の保清などが含まれます。自助具などを使用しながらリハビリを実施しています。
・家事(調理)訓練の様子
在宅復帰を想定して家事(調理)ができるようリハビリを実施しています。作業工程を確認し安全に家事が行えるように工夫・指導します。
・嚥下訓練の様子
必要な患者様には、昼食時に言語聴覚士が介入し摂食の観察や評価等を行い嚥下訓練を実施しています。
・外出訓練の様子
必要な患者様に対して患者様と同行し、公共交通機関を利用する事や買い物を行う事など退院後の生活を想定したプログラムを実施しています。
在宅訪問
必要な患者様には、退院時期が近づくと在宅訪問を行います。在宅の生活は入院生活と異なる環境のため、不安を抱え退院される患者様やご家族様がおられます。そこで、患者様の身体機能や動作能力に合った環境に整備する必要があり、手すりを設置したり段差を解消したりなど、在宅の環境を一部変更することがあります。また具体的な動作指導、介助方法や福祉機器の導入をアドバイスさせて頂きます。
看護職・リハビリスタッフ勉強会
回復期リハビリテーション病棟においては、患者様は大きな回復段階にあり日々状態の変動があります。リハビリスタッフと病棟スタッフ間で知識を深め、より良いリハビリ、看護・介護の提供を目指すため、定期的な勉強会を開催しております。
新患症例検討会・退院時症例検討会
リハビリテーション科において、担当チームのみならずリハスタッフ、ソーシャルワーカー、病棟スタッフで患者様の問題点やプログラム、目標等を検討する勉強会を定期的に実施しております。また他に、リハビリテーション科にて各職種(PT、OT、ST)それぞれが勉強会を行っております。
より良いリハビリテーションが提供できるよう努めてまいりますので、何かございましたら意見・ご要望をお願い致します。