お知らせ

給食に関する嗜好調査を実施しました

当院では毎年給食に関する嗜好調査を実施しています。

数年にわたって嗜好調査を行った結果、満足度は味付け、盛付けに関連性があることが明らかになったため、今年度も味付け、盛付けのみに項目を絞り、評価の推移を確認しました。また、一昨年度は食事に関するその他意見において、魚に関する内容が多く見られ、全体の満足度平均点が低い傾向にあることが分かり、昨年度の魚料理に関する研修会を踏まえ、今年度はその効果検証を行いました。

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「味付け」「盛り付け」「満足度」の項目において評価点に有意差があり、「味付け」と「満足度」では2021年度から2023年度にかけて上昇傾向がみられました。

各年度の結果から見えた課題に対し、検食の味見の重要視や調理方法の見直しなどを検討し、取り組みを行ったことが今回の結果へつながったのではないかと考えます。

患者様においしいと満足いただき、個々に適した安心安全な食事を提供していくためにも、今後も調査結果から見えた問題点の改善に取組み、患者さまの満足度の向上につなげていきたいと考えています。

魚料理について、魚料理をおいしいと回答した方の意見として「魚料理工夫しているね」「おいしく食べれています」「魚が少しずつ食べられるようになった」などの意見をいただきました。

おいしくないと回答した方の理由としては「もともと魚が嫌い」が最も多く、次いで「魚種がわからない・知らない魚が多い」「かたさ」が多く挙がっていました。

満足度平均点においては、検証結果より有意差があることがわかり「おいしい」と回答された方は有意に高い結果となっています。

昨年度の研修会後、栄養科の取り組みとして調理師・栄養士の味見(検食)を重要視しました。大きく調理方法の変更など行っていませんが、個々が意識して調理・検食を行うことで今年度の結果に結びついたのではないかと考えます。

今後も味見の重要視は継続し、献立見直しや調理方法の工夫を行うことでおいしい魚料理を提供できるよう、努力してまいります。

調査へのご協力ありがとうございました。

栄養科一同

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北九州宗像中央病院
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