呼吸器外科
診療の特徴
- 患者さんにとって体へのダメージが少ない完全胸腔鏡下手術を積極的に行っています。
- 呼吸器内科医師や外来病棟ナース、リハビリ科などを含めたチームでの医療を重視し、患者さんにとってベストと思われるオーダーメイドな治療をチーム一丸となって行っています。
診療科の特徴はこちらをご覧ください 呼吸器外科(2022).pdf
診療内容
- 当科では、主に腫瘍性疾患(肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫など)、炎症性疾患(膿胸、肺化膿症、肺結核など)、自然気胸、胸部外傷など、肺移植以外の多岐にわたる呼吸器・胸部全般の外科治療を行っています。
- 胸部悪性腫瘍に対する治療では、肺がんの胸腔鏡手術に力を入れています。肺がんにおける胸腔鏡手術は、通常1~2cm程度の3〜4つの穴を開け手術を行います。腫瘍を取り出すときに術者用の穴は腫瘍と同じ大きさ程度まで広げ、取り出し用の袋に腫瘍を含んだ切除肺を入れ、播種しないよう体外に袋ごと取り出します。
胸腔鏡手術は体に影響の少ない低侵襲の手術であり、4泊5日程度での退院も可能です。このため、当科では積極的に胸腔鏡手術を導入しています(主に臨床病期0~ⅡA期を対象とし、症例によってはⅡB~切除可能なⅢA期まで)。
技術的には熟練を要する手術方法ではありますが、手術前に十分な準備(3D-CTなどを用いた血管をはじめとする解剖の詳細な把握、など)を行っており、大きな傷を伴う開胸手術と同等かそれ以上の安全性かつ根治性が期待できる手術方法と考えております。
患者さんへメッセージ
診察に関しては、患者さんが診察室に入ってこられるときの様子や何気ない一言など、可能な限り全身状態を細部にわたるまで把握するように心がけています。
病状や手術などの説明を行う時は、資料などを使って出来るだけ分かりやすく、また言葉を選びながらゆっくり話し、納得していただけるまで説明するように心がけています。
先生方へメッセージ
当科は“断らない診療”を心がけております。
大都市圏と比較しても遜色ない医療を提供できると自負しておりますので、胸に影があったり、胸のことでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。
スタッフ紹介
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医師名 | 花桐 武志 |
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役職 | 外科主任部長 |
資格 | 日本外科学会外科専門医・指導医 日本胸部外科学会認定医 日本乳癌学会乳腺専門医 日本呼吸器外科学会専門医・指導医 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医 日本がん治療認定機構がん治療認定医 肺がんCT検診認定機構認定医 |
卒業年 | S62卒 | ![]() |
医師名 | 佐古 達彦 |
役職 | 外科部長 |
資格 | 日本外科学会外科専門医・指導医 日本消化器外科学会認定医 |
卒業年 | S61卒 |
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医師名 | 岩浪 崇嗣 |
役職 | 副部長 |
資格 | 日本外科学会外科専門医・指導医 日本がん治療認定機構がん治療認定医 日本呼吸器外科学会吸器外科学専門医 日本呼吸器学会呼吸器専門医 |
卒業年 | H13卒 |
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医師名 | 武 伸行 |
卒業年 | H31卒 |
外科希望の臨床研修医の先生へ
当院では救命救急センターが並存しており救急医療ならびに外科医としての最先端の医療技術と専門的な医療が習得できるシステム作りに取り組んでおります。患者さんへ最良の医療を提供できる外科医になっていただけるように研修を行っております。