泌尿器科全般
診療の特徴
進化する経尿道的手術
近年、身体に低侵襲である経尿道的手術は、めざましく治療法が進化しています。当院泌尿器科においても経尿道的な前立腺手術、膀胱手術に力を置いています。
診療科の特徴はこちらをご覧ください 泌尿器科(2022).pdf最新の内視鏡システム
現在、当科ではハイビジョンシステムを取り入れ、さらに繊細な画像を用いた診断と安全な治療を行っております。また、狭帯域光観察(NBI:Narrow Band Imaging)システムを導入しております。
NBIシステムとは粘膜表面の微細な血管を観察するシステムで、内視鏡診断を飛躍的に向上させます。癌やポリープ等の腫瘍は粘膜表面の微細な血管パターンが変化するため、通常の内視鏡検査では分かりにくいのですが、NBIシステムはそれらの腫瘍の発見のみならず、病理診断にも有用で世界的にも非常に注目されている画期的な内視鏡診断システムです。
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非細菌性膀胱炎
近頃、尿検査で細菌を認めない間質性膀胱炎が認知されはじめ、注目を集めていますが、その原因はストレス、過去に繰り返した膀胱炎などと推察されるものの明確になっておらず、その治療に取り組む医療機関もいまだ少ない状況です。当院泌尿器科では、その治療法である膀胱水圧拡張術を行える数少ない医療機関です。
ウロギネ科との連携
当院泌尿器科では、子宮脱、膀胱脱、直腸脱といった骨盤臓器脱に対し、子宮を摘出することなく下垂した臓器をもとの位置に戻すメッシュ手術や薬の効かない尿もれに対して専門に治療を行うウロギネ科を併設しております。
女性もお気軽にご相談ください。
診療内容
- 腎臓・尿管・膀胱等尿路系悪性腫瘍
- 手術:主に行う経尿道的悪性腫瘍切除術をはじめ、開腹手術も行います。
化学療法:膀胱注入療法(BCG、THP)、分子標的薬 - 前立腺癌
- 内分泌療法
- 前立腺肥大症
- PSA(前立腺癌のマーカー)測定による、前立腺がん検診
薬物療法、手術治療(TUR-P)
尿道ステント留置(前立腺部尿道拡張術) - 腎、尿管、膀胱結石症
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PDFは こちらからご覧ください。 - 尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)
- 神経因性膀胱・過活動膀胱
- その他、男性生殖器疾患