北九州湯川病院について

薬剤科トピック

2021/08/31
第35回薬剤部会研究発表会を開催しました!!

6月26日(土)に、第35回北九州病院グループ薬剤部会研究発表会を北九州健診ビル5階大研修室で行いました。 例年と違って、今年は初めて全施設が発表を行い、またTV会議システムのポチトークを利用したリモート研修という形で開催しました。

≪ 発表者 ≫

IMG_0845.JPG入院中の処方変更や中止後の患者さんの状態等に関する情報を保険薬局や他の医療機関に提供することは、継続的な薬物療法を支援するためや薬剤による医療事故を防ぐために重要です。このため、当院では、2018年10月より退院時薬剤情報提供書を作成し、退院時にお薬手帳と共に提供しています。今回は、その取り組みと現状、今後の課題について発表しました。 今回の発表で手順を確認することができ、改善点がみえてきました。業務改善を行うよい機会になったと思います。 また、今回は、初めての試みであるリモート研修という形式で行われました。カメラの前での発表であったため、発表時の声の大きさや参加者の反応が分からず戸惑った点もありましたが、よい経験となりました。


≪ 参加者 ≫

IMG_0133.JPGコロナ禍の影響で昨年は中止になった薬剤部研究発表会。今年は演者のみ病院本部に集まり、各病院とTV会議システムのポチトークを利用したリモート形式で開催されました。各病院のユニークな活動報告と受講した薬剤師の真剣な表情も視聴でき、情報交換も活発に行われ、有意義な研修会になりました。移動のロス時間を省略できたこと、ソーシャルディスタンスを保ち安全に配慮できたことも良かったと思います。 湯川病院からは「服薬指導について」の発表が行われました。当院独自の退院時薬剤情報提供書の記入例や退院時薬剤情報連携加算件数向上への取り組みなど、各病院から「勉強になった」「是非参考にしたい」と非常に好評価でした。常日頃のきめ細やかな業務内容はグループ病院の中でも際立つレベルだと誇りに思います。


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2020/02/04

薬剤部長の挨拶
北九州湯川病院薬剤科薬局長の池田浩和です。昨年11月1日より系列病院より赴任しました。まだ不慣れなところはありますが、早く北九州湯川病院に馴染むように日々努力の毎日を送っています。
北九州湯川病院は療養系病院で急性期病院から患者さんを受け入れ、治療、リハビリテーションを行い、患者さんの自立支援に向けて取り組んでいる病院です。薬剤科は常勤薬剤師3名、パート薬剤師2名、薬剤助手2名で構成されています。業務内容は、調剤、注射剤の調剤、高カロリー輸液の調整、薬剤管理指導、薬歴管理、医薬品情報管理、医薬品の供給と管理、チーム医療の参加等です。特に注力している業務は薬剤管理指導業務とチーム医療です。薬剤管理指導業務においては、全ての病棟で対象となる患者さんの薬学的管理や服薬説明を行っています。チーム医療では、ICT、NST、医療安全管理に参加し患者さんのために他職種連携で取り組んでいます。最近のチーム医療では薬学的専門性を求められるため、薬剤科の取り組みとして資格取得を目指しています。まだ多くはありませんが、日本糖尿病療法指導士、日病薬病院薬学認定薬剤師、日本病院薬剤師会認定指導薬剤師等を取得しています。
薬剤科の理念といたしまして、医療の担い手として、日々研鑽し薬の知識習得に努め、適切な薬物療法を提供することと、チーム医療の一員として他職種と協働して患者さんの医療に貢献し、患者さん、医療スタッフから信頼される薬剤師を目標としています。


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2019/08/27

院内研修会を開催しました!


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近年薬剤が効かない薬剤耐性菌が問題となっており、薬剤耐性菌を生じさせないために抗菌薬を適正に使用することが重要です。
そこで当院の現状を把握し日々の業務で改善に取り組んでもらうことを目的に、看護師と薬剤師が、前年度の抗菌薬や消毒剤の使用状況などをまとめ分析した内容を報告しました。また、一般的な風邪症状では抗菌薬が必要ないこと、処方された薬は正しい用法用量で服用すること、むやみに抗菌薬を希望することや処方することを控えるなど、私たちが耐性菌を作らないために出来ることについて説明しました。
これからも他職種と連携して、感染対策について考える機会を作って行きたいと思います。


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2019/07/04

   先日行われた院内研究発表会で、薬剤科からも
        「退院時薬剤情報提供書の作成の開始」というタイトルで発表しました!!


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薬剤科では昨年10月より、自宅や施設へ退院する患者さんに対して、お薬手帳以外にも退院時薬剤情報提供書を作成し始めました。 アレルギーの有無や薬の変更だけでなく、当院で行われた薬物療法が退院後の治療に役立ててもらえるように、薬剤の中止、変更理由やその後の経過など入院中の薬剤に関する情報を記載して、かかりつけ医やかかりつけ薬局宛に提供しています。 発表後には、薬剤の情報は、患者さんを診療・看護する上で重要なため、ぜひ続けて行ってもらいたいという声や、このような取り組みが他病院、他施設にも広がっていくことを期待するとの声も聞かれました。 これからも、かかりつけ医やかかりつけ薬剤師の方々と患者情報を共有し、退院後も円滑な治療が行われるよう、患者さんにとって有用な情報を提供していきたいと思っています。

北九州湯川病院/北九州湯川病院介護医療院
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